和歌山県の健康寿命の延伸
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概要 | 行政施策としての郵送健診が、(1)若年者の糖尿病早期発見、重症化予防事業、(2)特定健診未受診者の受診率改善事業に対して、有効かどうか実証することを目的とした。 | |||||||||||||||||||||
カテゴリ | 分析種:医療分析 分野:健康・医療 |
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分析結果 | ●若年者健診等が義務化されていない若年者での実態把握するため、スマホdeドックの無料実施案内を送付し、スマホdeドック実施者の検査結果を検証し参加者の特性を検討した。
●特定健診3年間未受診者を対象にスマホdeドックの無料案内送付群と未送付群を割り付け、スマホdeドックの実施群、未実施群などにおける翌年度の特定健診受診率を比較するとともに、スマホdeドック実施者の検査結果を検証し参加者の特性を検討した。 ●研究体制
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解説 | 本研究では2つのことを検証している。 (1)若年者の糖尿病重症化対策としての有用性 データ分析の結果、郵送健診の受診者においては、糖尿病に関してリスクのある方が受診している可能性が示唆された。若年者については、郵送健診の興味も高く、また、この結果フィードバックから受診行動に結びついている可能性が高いため、郵送健診は行政施策として若年者の糖尿病罹患の早期発見、重症化対策に有用と考えられる。 (2)特定健診未受診者対策としての有効性 郵送健診での受診者の特徴は糖代謝に異常がある方が受診する傾向が高いことが明らかになった。特定健診未受診者の未受診の主な理由は、忙しいこと、時間がないことが理由として最も頻度が高い。郵送健診への反応率が上がれば、それを契機に特定健診の受診率が上がる可能性があると考えられる。 |